ファールカップ事件

記憶をかなりさかのぼって書きます。

ZBさんがアメリカからやってきて、私たちのチームの練習に何回か参加した時の話です。


ZBさんは、あるメンバーとのスパーリング中に急に動きが悪くなって、表情はひきつったような状態に。
押さえ込まれたまま、動こうともしません。


間もなく、スパー終了を告げるタイマーが鳴ると、彼は真っ直ぐ僕の方に歩いてきました。

顔は、困惑というか、不安そうな表情です。

そしてZBさんは僕に、震えるような小さい声で聞いてきました。


ZB:「Excuse me, Is he gay?」


なんというシンプルな表現でしょう。
普段、英語を使うことがない僕でもはっきりと聞き取れました。

と同時に、どうして彼がそう思ったのか全く分からない自分がいました。


MT:「Why?」


ZBさんは、股間の部分を指差して言いました。


ZB:「The part of him is very hard...」


僕はようやく意味が分かり、大笑いしながら、彼はファールカップを付けているんだと答えました。

すると彼は、

「Oh~!ヨカッター!!!」

と言って、めちゃめちゃ安堵の表情を浮かべました。


アメリカってすごい国だなと思うと同時に、僕が平和ぼけをしているかもしれないと気を引きしめました。


今回の話はチャンチャン♪でしたが、次は“本当に男性にせまられた話”を、記憶を呼び戻して書きます。